還暦おやじの洋楽日記

還暦のおやじ二人が綴る70年代ロックを中心とした身辺雑記。

Every Woman / Dave Mason


春が近づくこの季節になると、無性にこの曲が聴きたくなる。
格別の理由はなくて、たぶん良く聴いていたのがこの季節だったからだろう。
初出は、デイヴ・メイソンがレコード会社を移籍して1973年に発表した「It's Like You Never Left(忘れえぬ人)」。アコースティックギター一本の弾き語りで、デビッド・クロスビーとグラハム・ナッシュのコーラスをバックにじっくりと歌い上げる。
歌詞がまた良いんだ。
ベタベタのラブソングと言えばそうなのだが、美辞麗句で飾り立てたものではなく、女性に対する素直な驚きや畏敬の念が伝わってくる。そういう愛情の昂まりが「メイクラブのときに特にそう思う」なんて男の生理を随分直截的に表現していたりして。
この曲はメイソンもお気に入りのようで、続くアルバム「Dave Mason」でも別バージョンが収録されている。こちらはスティールギターをフィーチャーした軽快なナンバーになっていて、これはこれで良いけれど、やっぱりしっとりとした雰囲気を持ったオリジナルバージョンの方が好き。

(かみ)